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10578 産業用太陽光発電のメンテナンス 産業用(業務用) 産業用(業務用)太陽光発電のメンテナンス

産業用(業務用)太陽光発電のメンテナンス

産業用太陽光発電のメンテナンス

再生可能エネルギーの必要性が叫ばれて久しく、風力・波力・地熱・バイオマスなど近年では自然の力を利用した発電が盛んに行われるようになりました。特に太陽光発電は個人宅にも取付けることが可能で、日々の生活で使うだけでなく余剰分は売電することもできるため注目を集めています。電力会社の供給する電気をうまく組み合わせれば曇りや雨の日でも電気は使えますし、太陽の寿命は約50億年といわれるため、エネルギー源の枯渇も心配ありません。しかしそれを活用するための発電機器はそうはいかず、一般に“メンテナンスフリー”のイメージが強い太陽光発電システムですが、きちんと手入れをしなければ様々なトラブルを引き起こす可能性があります。

どうして、メンテナンスが必要なの?

太陽光発電は設置するだけで発電をしてくれるため「メンテナンスフリー」だと思われがちですが、実際には法定耐用年数が定められており、しっかりと管理しなければ期待されるほど長持ちしないという事態が起こります。屋外に置いているため太陽電池モジュール(ソーラーパネル)の表面の汚れや破損のリスクは常にありますし、自然災害による被害も考えられます。また他にもシステムを接続するケーブル類も直射日光や紫外線の影響を受け経年劣化することがあります。ケーブル類の損傷は発電に支障をきたすだけでなく漏電のリスクもあり危険です。あるいは電力量を測る電力メーターが故障すれば正確な電気量の測定ができず発電した電気が正しい価格で売電できない危険性もあります。太陽光発電システムは太陽電池モジュール(ソーラーパネル)だけで構成されるのではなく、それぞれが機能を果たすことで発電システムが稼動しているため、正常に作動させていくためにはそれぞれをきちんと保守・管理していくことが重要です。

いつメンテナンスを依頼するの?システムの異常はどうやって見つけるの?

太陽光発電システムは故障が少ないことが魅力の1つとして謳われますが、それは故障が「発見されにくい」だけかもしれません。太陽電池モジュール(ソーラーパネル)が設置されるのは通常屋根の上ですから普段目にする機会は少なく、また発電の際に設置者が操作をする必要がないので“いつもと違う”ことに気付きにくいのです。そのため、自分では異常を感じなくても定期的に点検することが推奨されます。専門業者に依頼すれば太陽電池モジュール(ソーラーパネル)の清掃、端子・ケーブル異常の点検、パワーコンディショナの点検など、経年劣化による異常はもちろん、周辺環境の変化によるトラブルまでトータルでメンテナンスをしてもらえます。発電能力が50kWを超える場合には年2回の定期点検が法律で定められていますが、10kW~50kWの場合は自主点検に任せられているため、同規模で太陽光発電を導入しようという人は自分でしっかりと管理していく意識を持つことが大事です。

自分でもできるメンテナンス

太陽光発電システムを毎日正常な状態で維持していくためには、業者に任せっぱなしにするのではなく設置者自身も気を配っておくことが重要です。そのためにまずできることは発電量のモニタリングです。定期的に発電量をチェックしておけば、「こんな良い天気なのに発電量が少なすぎる!」などとトラブルをすぐに発見できる機会が増えるでしょう。トラブルを放置しておくと発電量が落ち売電のチャンスも失ってしまいますから、最大限有効利用するためにもモニタリングは習慣づけましょう。またチェックした発電量は記録しておけば年単位でのデータ比較にも役立ちます。他にも太陽電池モジュール(ソーラーパネル)の汚れによる発電量の低下ならば自分で掃除するだけでも効果はありますが、屋根に登ることを考えるとプロに任せた方が良いでしょう。また、ソーラーパネルのホットスポット(何らかの原因で熱が集中し焼損してしまった箇所)を探すためにサーモグラフィーカメラを導入する人も中にはいますが、非常に高価ですので業者の定期点検に任せてもよいでしょう。