当社はパチンコホールを12店舗経営しています。全店舗を合わせたエネルギー使用量は膨大で、電気代も非常に高額です。デマンド管理や設備の省エネ化などエネルギー効率を高めるための施策を行っていますが、さらなる消費エネルギーの削減を目指すにはソフト面での対応に限界を感じ、設備更新をキッカケに2店舗で太陽光発電システムを設置しました。経済的な面だけでなく、再生可能エネルギーである太陽光発電の電気を使用して購入電力量を減らし、CO2排出量を削減することで環境に貢献したいと考えたのも設置理由のひとつです。
また、過去の中越地震の際には停電により、お客様、近隣住民の方々が大変なご苦労をされているのを目の当たりにしました。万が一、同じような状況になった時には、お客様、近隣住民の方々に「電気が使えるという安心」をご提供できるようにしたいという想いもあります。
心配していた冬の発電量もシミュレーションの数値と遜色ありませんでした。4月の発電量は期待していた以上で、設備全体の省エネ化の効果も合わさって購入電力量は前年比で35~40%程度削減することができました。好天の日で時間帯によっては数時間にわたり、店舗の使用電力をすべて太陽光発電で賄えるときもあります。
当社の太陽光発電システムは完全自家消費型なので、売電は行わずにすべて店舗で消費しています。もっとも発電量が多い時間帯などには、消費電力量を上回る場合があり、そうなると一時的に発電が止まってしまうので、つくった電気が無駄になってしまいます。発電した電気を無駄にしないために、将来的には蓄電池を設置することも検討しています。
蓄電池があれば、例えば、最大デマンドを抑制するために店舗内の空調を弱めることになりお客様の快適性が損なわれてしまう、といったようなことがなく、デマンドレスポンスに取り組めるなど、様々なメリットがあると考えています。
さらに詳しい内容は、パンフレットをご覧ください。
導入インタビュー02