当社は、8月下旬より、太陽光発電システムと蓄電システムを1つにした「住宅用太陽光発電ハイブリッド蓄電システム」の機能追加版を発売します。本製品は、「グリーンモード」を新たに搭載し、太陽光発電の余剰電力を蓄電池に充電することができます。また、太陽光発電システムやハイブリッド蓄電システムと併設することができ、大容量の太陽電池や蓄電池を導入したいお客様のニーズにお応えします。

本システムは、「ハイブリッドパワーコンディショナ」と「蓄電池ユニット」を中心に「DC/DCコンバータ」、「特定負荷用分電盤」、「インテリジェントステーションTypeH」で構成されます。当社の太陽電池モジュールと組み合わせることで、太陽光発電と蓄電池を1つのシステムとしてコントロールできます。

≪本機種と前機種の機能比較≫

住宅用太陽光発電ハイブリッド蓄電システムの主な特長

1．太陽光発電の余剰電力を効率よく充電　（新機能「グリーンモード」）
日中、太陽光が発電している時に使わずに余った電力を蓄電池に充電し、朝夕に使用します。太陽光で発電した電力を交流へ変換せずに直流のまま充電ができるので、変換ロスを抑えます。

2．太陽光発電システム等との併設が可能　（新機能）
太陽光発電ハイブリッド蓄電システムに、太陽光発電システムや太陽光発電ハイブリッド蓄電システム、弊社製以外の太陽光発電システムを併設することが可能です。システム併設に関する条件や機器構成など、詳細は電気工事説明書をご参照ください。

3．太陽光発電と蓄電池の活用で光熱費を削減
日中は太陽光で発電した電力を自家消費として使い余った分を売電、夜は電気料金が安い深夜電力を蓄電池に蓄えて朝夕に使用します。上手に使い分けることで電気料金を抑え、光熱費の削減に貢献します。

4．太陽光発電と蓄電の両方に対応するハイブリッドパワーコンディショナ(4.8kW)
太陽光発電システムと蓄電システムには、それぞれに直流を交流に変えるパワーコンディショナ(以下、PCS)が必要でしたが、本システムは共用のPCSを採用することによりコスト削減を実現しています。

5.小型・軽量の蓄電池ユニット(容量6.4kWh)
屋内設置型の蓄電池ユニットは、6.4kWhの大容量ながらコンパクトで、大きな設置スペースは不要です。重量も軽く(約60kg)、設置時の搬入も容易です。

6．急な停電時も安心な自立運転モード
万が一、停電となった場合、特定負荷用分電盤に予め選定しておいた電気製品に、本システムから自動で電力を供給します(最大1500W)。さらに、太陽光発電から蓄電池に充電(最大2200W)することも可能です。

7．発電・蓄電状況と電力の流れをひとめで確認できる表示器「インテリジェントステーションTypeH」
太陽光発電システムと蓄電池の稼働状況を収集し、「発電」「消費」「売電」「買電」「充電」「放電」「実績」などの情報や、ハイブリッドパワーコンディショナの運転状況などが確認できます。

≪システム構成例≫

標準構成機器

以上